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2010-08-26

J.BOY から24年が経過

[No.1291]

拙者が初めて買ったCDが浜田省吾「J.BOY」(リリースは1986年)。
言うまでもなく素晴らしいロックアルバムであります。
学校の社会科で少し知った先進国と後進国の格差、南北問題、
核兵器、社会規範の変化・・・を真面目に教えてくれる存在でありました。
何となく分かったつもりで聞いてきておりましたが、
最近聞くと、そういうことだったのか、とあらためて感じます。

A NEW STYLE WARの歌詞を今見ると、イラクのクウェート侵攻、
国連軍のイラク攻撃、9.11、米英のアフガン攻撃、冷戦後の対立軸、
すべてが歌で解説されています。
本当は学校や家族や友人で議論したり、
じっくり考えてみたりしなければならないトピックなんですけど、
真正面からじっくり考え、発言し、政治に反映することができていなかった我々日本人。

靖国神社参拝の是非、アジア諸国への終わりのない贖罪と戦争責任論・・・
結論を出すことも大事だろうとは思いますが、真剣に向き合うことが何より必要。
国会議事堂で、外務省で、文部科学省で、学校で「J.BOY」を聞いてもらえばいいかも。

浜田省吾の作品、恋人や家族への愛の歌もいいけど、
平和や地球を憂う歌も素晴らしいのです。
いつ聞いてもブレのない軸を感じさせてくれます。
拙者にとっては、浜田省吾は人生における灯台なのであります。
迷いそうになっても、方向を示してくれます。

♪~A NEW STYLE WAR~♪歌詞を引用させていただきます)

地下から地下へ運ばれたBomb (爆発物)
国家に養われたテロリスト
成層圏にMilitary Satellite (軍事衛星)
It's A NEW STYLE WAR.

飽食の北を支えてる
飢えた南の痩せた土地
払うべき代償は高く
いつか A NEW STYLE WAR

貧困は差別へと
怒りは暴力へと

受け止めるか
立ち向かうか
どこへも逃げ出す場所は無い
It's A NEW STYLE WAR.

ひび割れたNuclear Power
雨に溶け 風に乗って

受け入れるか
立ち止まるか
どこへも隠れる場所は無い
It's A NEW STYLE WAR.

愛は時に あまりに脆く
自由はシステムに組み込まれ
正義はバランスで計られ
It's A NEW STYLE WAR.

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