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2026-03-07

読んだ本(2026-#22):サツ飯


[No.4110]

#22「サツ飯」上田 健次

ある県の警察署内の広報誌「桜花」の制作と編集を請け負う制作会社の社員が、前任者に代わり、警察官の御用達の、お気に入りのメニューを紹介するコーナーの取材と編集を担当することになりました。その名前は桜花(さくら はな)。

警察機構の組織的な難しさを読んでいて心地のよいボリュームと質感で共有させてくれますし、メニューの写真はなくても美味しい感じ伝わってきます。
カツ丼、カレーライス、ナポリタン、平均的に美味しいですが、それぞれお気に入りの、こだわりのカツ丼、カレーライス、ナポリタン、がありますから、拙者も思いあたるものいろいろあります。

銀座「四宝堂」シリーズで知り、テッパンを読んで号泣し、次は「レトロスナック YOU」が手元にあります。

心が揺さぶられる、じんわりと胸が熱くなる、眼の奥がギューんとなる感じが多いのです。上田さんのことをネットで見ると、大手日用品メーカーでサラリーマンとして働きながら本を書き、2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿、2021年、同作を加筆修正してデビュー、とのことです。1968年生まれなので、50歳代になってキャリアの舵を大きく切った、ということですね。上田さんのインタビュー記事も読んでみたくなっています。

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