[No.3677]
#28「近いはずの人」小野寺 史宣
よく入る書店に、お気に入りのコーナーがあります。いろんな書店員さんが、それぞれオススメの本を置いている場所が5箇所くらいありまして、それぞれの箇所に担当の書店員さんがいるそうです。
いつも5箇所を満遍なく見るのですが、いつも3箇所くらいにハマります。今回もハマった場所からの1冊です。
著者の文章、そんなに起伏のないように感じたのは、主人公の男性が淡々と過ごす日常だからなのか、スーッとアッと言う間に読み終えました。
どんなに仲のいい家族であっても、別人格であることは間違いなく、四六時中一緒な訳でもないので、知らないこともある、そりゃ当たり前です。それでも知っておきたいという気持ちは否定しませんが、完全に分かってしまうのも、結局はプライバシーのない感じになりますので、知らない部分がお互いある、のが自然なんだろうな、と思いました。
実は、著者の作品、別に購入しております。続け様に読まないように、ちょっと違う著者の本を読んでから、また戻ってこようと思います。
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