#33「喫茶おじさん」原田 ひ香
主人公は大手企業に勤め、早期退職制度で退職金の半分で喫茶店を開業し、閉店させ、別居中の妻に離婚を迫られています。
早期退職した後悔はないものの、生き甲斐は喫茶店めぐり、とう毎日。老舗喫茶店のナポリタンやトースト、美味しいハンドドリップへのこだわりを理解して楽しんでいます。
主人公には、拙者まったく共感が出来ませんでした。拙者も喫茶店が好きですけど、この主人公にはバブル入社組という背景を反映してのことかもしれませんが、自分で積極的に何かを選択して挑む、という雰囲気や過去の話が出てきません。既婚者の時に社内の同僚といい仲になって、離婚して。再婚した妻との間に娘が生まれ、大学生になった頃に、早期退職の退職金を半分ほど喫茶店ビジネスで使ってしまい、そのタイミングで妻に別居を求められる。
喫茶店ビジネスも準備もあまりせず、無職の時の再就職にも気持ちが入らず。
悪い人ではないのでしょうが、拙者は友達にはいないタイプ、仲良くなりたいとは思わないタイプです。この主人公嫌だな、と感じたから一気に読み終えたような気がします。
なんとかなるという楽観的な気持ちは大事ですが、本気になって準備したり、取り組めないと何事も成し遂げられないと思います。
著者は、どんなことを伝えたくてこの小説を書いたのか、興味あります。
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