[No.1036]
#28「ハードボイルド・エッグ」荻原浩
もしこれをハードボイルド小説と呼ぶのであれば、拙者はハードボイルド小説が大好きです。荻原作品は、「神様からひと言」「あの日にドライブ」に続く3作品目でしょうか、やはりお気に入りであります。
結局2日間で読んでしまったのですが、読み終えるのがすごくもったいない気がしました。それでも話の続きが気になるのでドンドン読み進むわけです。
親子や兄弟であれば、いろんな個人の背景や性格を知った上でいろいろ仲良くしたり、喧嘩したりしますが、友人や知人であれば、いろんな個人の事情を知らないままで仲良くなります。
いろんな個人の事情を知った方がいいのか、知らないままの方がいいのか、どっちだろう?と考えました。
すべてを知り合うことも不可能なわけで、知らない事を前提に、それでも相手を思いやる事ができれば、きっといい人間関係が築けるのかもしれません。
まだまだ読んでいない荻原作品もありますので、これからも楽しみに読みます。この本は読んでよかったと思います。
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