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2011-07-05

柔らかで鋭い

[No.1490] 

香港と上海の出張から戻ったものの、 出社翌日の土曜日と日曜日は、発熱と腹痛でずーっと寝てました。 せっかく半年振りに会える妻の友人夫妻との会食、 叔父さん宅に晩ご飯を呼んでもらったいたのも、 もちろんテニススクールもキャンセル。 チビ子ともそんなに遊べずに、家族サービスも少しだけ。 そんなつまらない週末でしたが、ようやく体調は回復しました。 中国で食べたり飲んだりしたものの影響かと思って内科医院に行きました。 拙者の診察時間は8分、でも待ち時間は1時間半(T_T) そんな待ち時間に読んでいた冊子に、田辺聖子さんのインタビュー記事あり。 最近のご時世、 他人に無関心だったり、新しい何かに興味を持てない人々が多い、 なぜそんな風潮になってしまったのでしょうか? という問いに対する答えは、 なんかみんな自分が偉いと思うてはるんとちがうかしら? 柔らかいですけど鋭いです、視点も表現も。 読んでピーンときました。 テレビも新聞もラジオもインターネットも駆使すれば、いろんな事を自分で 知ることもできますが、でもそれを以って分かった訳ではないんですよね? 触ってみて、自分の目や鼻や肌で感じないとやっぱり分からないことも多いはず。 相手に接してみなければ、表情を見るだけ、メールの返事だけでは 本当の気持ちも分からないかも知れない。 困っていそうな人には、声を掛けてみたらいい、 些細な事を喜んでもらえるかもしれない。 田辺聖子さんをして、この言葉あり。 実るほど頭を垂れる稲穂かな 謙虚で素直であることは、やはり大事なんだと思いました。 驕らず、怠けず、偉ぶらず、相手の話に耳を傾け、熟考し、 相手に伝わるように丁寧に伝えることが大事ですね、人生にも、仕事にも。 発熱と腹痛で損した気分になった週末でしたが、 田辺聖子さんの記事を見つけることが出来たのは、ラッキーでした。

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