フォロワー

2012-07-03

読んだ本(2012-#13):ラストダンス

[No.1756]

#13「ラストダンス」堂場瞬一

40歳を迎えた一軍半のキャッチャーと、同期のエースピッチャー。
奇しくも引退を同時に迎えることになるのだが、
バッテリーを組むことはなかった、17年前に3本連続ホームランを被弾してからは。

この著書の作品を初めて読みましたが、野球のことよく知っているな、と感じました。
キャッチャーとバッターの駆け引き、チーム内の雰囲気、
調子が上がらない先輩と絶好調の後輩のやり取り、体育会系に属したことがない人には
読めない行間の登場人物間の関係とか、いろいろ興味深く読みました。

一緒に遊んだり、食べたり、飲んだりしなくても、
じっくり話したり、声をかけたりしなくても、
相手のことを気にかけて、存在感を意識して、認め合っているのであれば、
そこにも友情は存在し、心を和ましたり、互いを鼓舞することもできる、
この本を読んでそんなことを感じました。

著者は、スポーツ物、警察物の他著書があるようですので、また読んでみます。

400ページ以上あった小説ですが、4時間ぐらいで読み終わりました。
拙者って、そんなに読むの速かったっけ?
それとも読んだと思っているけど、ページめくっているだけか?

0 件のコメント: