[No.1756]
#13「ラストダンス」堂場瞬一
40歳を迎えた一軍半のキャッチャーと、同期のエースピッチャー。
奇しくも引退を同時に迎えることになるのだが、
バッテリーを組むことはなかった、17年前に3本連続ホームランを被弾してからは。
この著書の作品を初めて読みましたが、野球のことよく知っているな、と感じました。
キャッチャーとバッターの駆け引き、チーム内の雰囲気、
調子が上がらない先輩と絶好調の後輩のやり取り、体育会系に属したことがない人には
読めない行間の登場人物間の関係とか、いろいろ興味深く読みました。
一緒に遊んだり、食べたり、飲んだりしなくても、
じっくり話したり、声をかけたりしなくても、
相手のことを気にかけて、存在感を意識して、認め合っているのであれば、
そこにも友情は存在し、心を和ましたり、互いを鼓舞することもできる、
この本を読んでそんなことを感じました。
著者は、スポーツ物、警察物の他著書があるようですので、また読んでみます。
400ページ以上あった小説ですが、4時間ぐらいで読み終わりました。
拙者って、そんなに読むの速かったっけ?
それとも読んだと思っているけど、ページめくっているだけか?
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