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2012-09-21

観た映画(2012-#18):ボンボン

[No.1811]

#18「ボンボン」

なんとなくダウンロードしたのです。

舞台はアルゼンチン、20年勤めたガソリンスタンドを解雇された中年男。
娘家族の所に世話になるも、居心地は悪く、何とか仕事を探そうと奮闘。
就職斡旋所の帰り道で、車が故障している女性を発見。
車を引っ張って送ってあげるんです、150kmほど。
そこの家からもらうことになった犬「ボンボン」とのお話。

ボンボンを連れて帰ってからというもの、娘家族の家にさらに居づらい毎日。
由緒ある血統書付であることから、ドッグショーに出ることになって、
トレーナーと一緒にあちこちのショーで稼げるようになり、
ガソリンスタンドの解雇から、ようやく良いことにめぐり合えた中年男。
稼ぎはトレーナーと山分け。

繁殖用の犬としても大儲けできると目論むトレーナー。
でも、中年男はなんとなく違和感を感じている様子。
ボンボンと中年男の絆とは無関係にトレーナー主導で進むビジネス。
でも、繁殖用の犬としての欠陥があることが分かり、
治療も兼ねてトレーナーにボンボンを預けてしまう。

ここで中年男は気が付くんです。
ボンボンは稼ぐためのパートナーではなく、心の絆がある家族だと。
十分にえさを与えられるお金があるわけではないけど
ボンボンを引き取りに行くのですが、
もうトレーナーの所から逃げ出してしまっていて・・・

ここから最後クライマックスにかけてまた展開があるのですが、それは内緒。
中年男のボンボンへの気持ちは通じるのか?
ボンボンと中年男はどうなるのか?

たんたんと流れる時間、殺風景な景色、経済的な不況が色濃いシーンの連続。
アクションシーンもなく、特殊映像もなし。
昨今の映画としてはとても原始的な映画とも言えますが、
なんとも、ほのぼのとした気持ちになりました。

このダウンロードは”あたり”でした。

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