嗚呼 法隆寺

[No.2483]

実は拙者、
聖徳太子がずーっと気になってました、
小学1年の時に偉人伝記を読んでから。

壱萬円札に描かれていた人物、
厩で産まれた、
一度に10人の言う事を聞き分けた
と信じられないことの
オンパレード。
法隆寺を建立したということ、
世界最古の木造建築である事、
学年を重なると関連情報も増えて、
おまけに大学時代頃には
聖徳太子は実在の人物ではない、
などという説まで読みました。

関西地方の小学生や中学生ならば
遠足などで、ほぼ行ったことある、
らしいですけど、
日本海に望むカントリーサイドで
生まれ育った拙者は、法隆寺は今回は初めてでした。

今の法隆寺は、
聖徳太子の没後に建立されたこと、
当時建立されていたのは
斑鳩寺と呼ばれた
現在の若草伽藍塔心礎
と呼ばれるエリアだったこと、
夢殿は聖徳太子を祀ろうと
没後に建立されたものであること
などを教えていただきました。

聖徳太子が亡くなったとされるのは
622年。約1,400年前のお話。
歴史的事実の検討は
専門家にお任せしますが、
飛鳥時代に思いを馳せ、長い年月と目の前にある法隆寺を眺め、
暫し、感慨に浸りました。
小学1年以来の想いを成就したのであります。