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2018-06-08

読んだ本(2018-#5):『自省録』の教え

[No.2938]

#5「『自省録』の教え〜折れない心をつくるローマ皇帝の人生訓」
     マーク・フォステーター編、池田雅之訳

ローマ五賢帝のおおとり、マルクス・アウレリウス帝の人生訓と聞けば、
ちょっと偉そうで引いてしまいそうです、第一印象では。
前職の上司が読んでいたのを知り、真似して読んでみたのですが、
最初に報告しておきます、
読んでよかった、
もっと早く読めばよかった、
でも読めて幸せです。

ギリシャ神話の神々への思いもありながら、
人間として如何に生きるべきか、
近隣の外国との戦争に明け暮れながらも、
哲学者でもあったアウレリウス帝が考えて、メモした思いを
こうやって、拙者が今触れることができるのは奇跡です。

「ストア派哲学」と聞けば難しそうですが、
人生に何が起ころうとも、自分がどう生きるかを考える、
実践する、自分のためばかりでなく、人のためにも生きる、
でも無理しない、現実を受け入れて、悲観し過ぎない、
と教えてもらえたと思えば、とても身近に感じます。

900円の本です。
投資の費用対効果は無限大です。

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