[No.2711]
東京大学卒業の有名大学の教授と聞けば、嫌な勉強もコツコツ頑張れる優等生のタイプ、と勝手にラベリングしてしまいがちです。
そんな先生が書いた言葉ですが、昔子供だったはずの大人が、今の子供にわかりやすく話しかける、子供に共感しながらも、つまづいたり、落ち込んだりする時でも大丈夫、と思えるように書いているように思います。
なぜ学校の勉強をしなければならないか、受験しなければならないか、を子供が納得できるよう様々な側面から説明することは、そんなに簡単ではないとも思っていました。
大人が乱暴に上から言うのではなく、自分の苦い経験や後悔と、社会で実感した本音を混ぜて、子供にわかりやすく伝えようとすると、この本のような説明がお手本になると思います。
子供に向けた語り口調ですが、ビジネスマンをはじめ、いろんな大人が読んでも、だよなー、そうだったよな、と自分を振り返ることができるきっかけにもなりそうです。
少し初心に戻って、2020年の読書を終了します。
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