[No.3870]
#30「ドジャー・ブルーの風」野茂 英雄
1996年の本です。今から29年前です。野茂さんのメジャー活躍後に、大魔神佐々木、イチロー、田口、松井、新庄、松井稼夫央、井口、黒田、岩隈、、、次々とメジャーに渡り、今は大谷翔平がMLBを代表する選手の一人になっていることを思うと、驚きます。
今この本を読んでも、彼の普遍的な姿勢、我がことだけではないけど自分を貫くこと、の実直な強さを感じます。決して驕らず、謙虚で、静かだけど強い。カッコいいです。
この表紙のトルネード投法も、カッコいい。
我がことだけではないけど自分を貫くこと、は拙者の人生や仕事での関心事と同じように捉えていて、どうすれば実現でいるかな、と考え続けて、挑戦し続けています。この本が出て8年後の2004年、日本のプロ野球選手会がストライキをしました。選手会がオーナー会議での近鉄球団の解消取り扱い、2リーグ制の維持や変更の議論に意見をしたが、取り合ってもらえず、やむなく選手会はストライキを起こした。そしてファンは選手会を支持した、という経緯だったと認識しています。
複数年契約、代理人交渉、選手会としての行動など、今となっては当たり前のことを、とてもシンプルなロジックと合理性で、すでに野茂さんは指摘していました。
実績は超一流なのでしょうが、根本の考えのところはシンプルで、正直で、真面目なんだと思っています。シンプル、正直、真面目なところは少しでもマネできると思うので、引き続き野茂さんをすごいな、と思いながら、拙者も楽しんで頑張ろうと思えました。
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