[No.4031]
#95「木漏れ日に泳ぐ魚」恩田 陸
読後は、拙者にしてみるとあまり気分がどんよりしてしまいました。「夜のピクニック」は読後感よく、「ユージニア」は結局拙者には犯人が分からないで消化出来ず。
どんよりした理由として、主人公達に拙者にはひんやりとした湿度を感じる気がします。運動後に不意に時間が経過し、冷えたままでいると風邪を引いてしまいそうな湿度。誰に言うわけでもないけど、誰もが自分自身に抱える自分でも認識しきれない本音や言語化できない情のような気もします。そこに触れる作家さんだと思うので、読みたくなるんだと思います。
今度は「ネバーランド」を読んでみようと思います。

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