[No.4072]
#5「パルティータを鳴らすまで」せやま 南天
里子として迎えられた主人公の中学生男子、バイオリンなどの楽器工房を構える父、会社勤めの母に育てられてきたけど、実は数ヶ月後には、実の母親と暮らすことになり、里親とも今後は会えない、という事情を抱えています。
拙者も大人になって知ったこと、気づいたことがたくさんあります。両親に育ててもらうこと、家族そろって朝ごはんや晩御飯を食べること、欲すれば子供に恵まれること、どれも当たり前ではなく、奇跡のような出来事や思いやりの積み重ねで実現していることに、日常なかなか気づけないこと。
血のつながりって、何なのでしょうか?法的な権利義務は血縁や戸籍に依拠するのは制度上必然ですが、法的な権利義務以外で、血のつながりが持つ意味や意義とは何なのでしょうか?
家族、兄弟姉妹、親戚は血のつながりがあるけど諍いは絶えないし、血のつながりに依存した人間関係は危ういばかりです。
人と人とのつながり、優しい気持ちや思いやりでしかつながれない気がします。逆説にはなりますが、優しい気持ちや思いやりを持てない相手とはつながらないでもいい、だとも思います。
いろんな大人の事情はありますが、子供が笑顔で毎日過ごせるように、未来に明るい気持ちを持てるように、大人は頑張らないといけない、とも強く思いました。

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