[No.959]
「ルート246 華麗なる詐欺師・倉田梨り子1 憂さ晴らし、承ります」藤村いずみ
単純明快な復讐請負人ストーリー。
短編でもあり通勤電車で読むには都合がとてもいい。
騙し騙されるのが人生であるのであれば、この本のようなビジネスも求められる必然を感じますが、
拙者は、決してこの本にあるような事には巻き込まれない人生でありたいと思いました。
「私という人生について」白石 一文
20歳代から40歳にかけての仕事と恋愛と家族という設定に、
主人公が女性であるにも関わらず、かなり引込まれて読みました。
あまりにも劇的な出来事の連続のように思いますが、これまでと大きく変化する、という年代特有の本質的な変化への対応、という視点で考えますと、大いに共感できるのであります。
これがハッピーエンドなのか、と問われれば答えるに窮しますが、
読み終わって、自分が考え抜いて生きていくことの重要性を強く感じることができました。
「私の好きな日本人」石原慎太郎
作者の歴史観と、歴史的事実に相違があるのかないのか、拙者にはわかりません。
ただ、作者の価値観、思想、哲学には部分的に共感しました。
偉人や巨人とも称される方々との交友が、さりげなく自慢されているようにも思えるので、
本として買って読むのではなく、お酒の席で聞かせてもらう方がいいような気もしました。
自分や家族という視点だけでなく、世界や未来も視野に入れた生き方を貫く。
なかなかできそうにありませんな。
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