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2009-02-04

毎朝の駅での風景

[No.962]

拙者の自宅の最寄り駅で、毎朝なごやかな気分になる風景があります。
小学生低学年の女の子、AちゃんとBちゃんです。

2人は同じ電車で学校に向かうらしく、ホームで待ち合わせをしています。
Aちゃんが先に待っていて、Bちゃんが遅れてくることが多いです。
Bちゃんは、たいていお父さんと手をつないでやってきます。

Bちゃんがなかなかやってこない時は、Aちゃんは少し不安な表情で周囲をキョロキョロしています。
Bちゃんがやってくるのを見つけると、
Aちゃんは、「Bちゃーん、早く来ないと電車に遅れるよー」 みたいな大きな声を出します。

BちゃんはAちゃんをホームに見つけると、お父さんとつないでいた手をほどいて、
Aちゃんにまっしぐらに走ります。
Aちゃんは笑顔でBちゃんを迎えて、
「Bちゃん、もっと早く出発しないとダメでしょ~」と少しお説教。
Bちゃんは「ごめんごめん」と謝るものの、
すぐに昨日見たテレビの話とか、友達の話に花が咲きます。

2人のやり取りや表情を見ていると、とても心が和みます。
時々Bちゃんが遅れると、Aちゃんはキョロキョロ不安な表情のまま電車に乗り込みます。
とてもさみしそうに。

Aちゃんはお姉さんタイプ、Bちゃんは妹タイプでしょうか。
名前も知らない2人の女の子ですが、拙者の中では欠かせない毎日の登場人物です。
拙者が勝手に親近感を持っているだけですから、
決して、ホームで2人に声をかけたりしないようにしています。

「君達のこと、毎日見てるけど、仲がよくていいね」なんて言おうものものなら、
瞬間的に変質者扱いされるようになるんでしょうね。
温かく見守っている気分なんだけどね、本当に。

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