[No.1096]
#36「なかよし小鳩組」荻原浩
やっぱり荻原浩作品が好きです。
いろいろな方から評されておりますが、
飄々とした登場人物と、C調な環境設定のように思えて、読み進めると、
最後にはホロリとしてしまっている自分に気がつきます。
暴力団のCI(Corporate Identity)デザイン企画を担当する広告会社。
暴力団のロゴマークを、TVでも新聞でも雑誌でもWebでもない方法で認知を図るか?
最初は渋々だった主人公が、なんとなくヤル気を出していくプロセスも読んでいて自然でした。
中盤を過ぎても読むスピードは鈍ることなく、
ターボをかけて読み進む爽快感。
でも早く読み終わることの喪失感もあり。
うむー、まだまだ荻原浩作品を読みたい 2009年秋。
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