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2010-06-11

読んだ本(2010-#6):サニーサイドエッグ

[No.1242]

#6「サニーサイドエッグ」荻原浩

「ハードボイルド・エッグ」の続編で、文庫化を待ち望んでおりました。
荻原浩作品は、読んで楽しく、ホロリとさせられるので好きです。
グングン読み進んでしまうので、読み終わるのが惜しいんです。

猫探しが専業ではないけど、結局猫とか犬を探す探偵。
金髪の美女がアシスタント、という訳でもないけど、ハードボイルド気取り。
程度の差こそあれ、男には何となくわかり気持ち。

普段意識することはないけど、刺激されると反応せざるを得ないツボを刺激してくれる、拙者にとってはそんな作家です。

平気そうに日常を過ごしている人も、いろんな事情を抱え、それぞれが自分の人生で主人公を演じている、そんな当たり前にも気付かせてくれます。
大変なのは、しんどいのは自分だけではない。誰もが誰かと少しずつでも絆やつながりを持ち、支え合っている、支え合わなければ生きていけない。
そんなことまで考えるのは、考え過ぎかなぁ。

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