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2010-08-05

読んだ本(2010-#9):凄い時代~勝負は2011年

[No.1277]

#9「凄い時代~勝負は2011年」堺屋太一

日米安保、日本の高度成長、バブル、その後の低成長、韓国や中国やインドなどの経済成長に押された経済的優位性の喪失、そしてリーマンショックによる日本経済のダメージ・・・いろんな歴史的イベントと経緯で語られています。

ふーん なるほどと思いながら読み進めるも、
だんだん本が終わりに向かうにつれて、納得感が薄れていくという不思議な感想です。

アメリカやイギリスの経済先進国が、物財ではなく満足感を求める社会=知価社会になり、
すべてを一変したということですが、拙者はそう変わったとは実感がありません。

政治家の問題、官僚の問題も、今までに語られてきた視点であるように思うし、
この本に特に新しい視点を感じませんでした。

この本に書かれている経済の歴史的経緯やエポックメイキングな出来事の概要を教養として知っておく事は意味がないことはなく、むしろ必要なことだと思います。

でもこの本よりは、『月刊 寺島実郎の世界』のPodcastの方がオススメ。

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