[No.1476]
#11「コールドゲーム」荻原浩
お気に入りの作家である荻原浩の作品を、
またもお気に入りの石田衣良があとがきを書いている文庫です。
グイグイと読み、通勤電車2往復で読み終えました。
サスペンス小説なので当たり前といえば当たり前ですが、
やはり登場人物が殺されたり、襲われたりするのは、
読んでいて少し嫌~な気分になります。
(これは小説、フィクションだって割り切って読めない拙者)
子ども時代の些細なおふざけが、被害の当事者にしてみたら
強烈ないじめられ体験になってしまったら・・・。
そう考えると、この小説は単なるフィクションとも思えない。
大人が介在すべきではない子ども喧嘩と、
大人が介在すべき子供達のトラブルの境界って、
あるんでしょうか? 何なのでしょうか?
多数が少数を加減なく攻撃する(無視する)となると、
ほっといてはいけないような気がします。
見て見ぬ振りをすることは、褒められたことではありませんが、
トラブルの仲介に入って、誤って怪我したり、巻き込まれることもあります。
チビ子にどのように教育をしたらいいのかなぁ、とも思いました。
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