#23「最強のふたり」
首から下が麻痺して動かない富豪の中年フィリップ。
身の回りの世話をする者の他、
趣味や嗜好、ライフスタイルがまったく合わない二人。
それでもフィリップとドリスはいいコンビ。
富豪の中年も、黒人青年には気を許し、何より楽しい。
他の周囲がフィリップを障碍者であると気を遣うことがもう嫌にな
ドリスは、
散歩に出かけたり、スピード違反でドライブしたり、
電動車イスの最高スピードを上げたりして。
ドリスは、
自分も無職であることで自信もない。
フィリップもドリスも、いろんな悩みを抱えているんです。
人と人がつながるのは、趣味だったり、仕事だったり、
友人としてのつながりは、趣味や仕事ではなく、精神性であると
やはり気がついたのであります、特に拙者の場合。
ここでの精神性を自分でも何なのだろうかと考えてはみるのですが
はっきりとまだ分かりません。
なんとなく感じるのは、会っている頻度、
数的に表現できるものではない、ということです。
再会の時に、ついつい握手したくなって、
この映画は実話に基づいているとのこと。
今ではフィリップとドリスは離れて暮らしているとのことですが、
真友としてのつながりは変らないようです。
実は先週,拙者の大学時代からの友人から嬉しいニュースがありました。
長かった独身貴族の人生に終止符を打ち、
会社のお昼休みに電話をもらって、
まずは拙者に知らせよう、と思ってくれたらしく。
夕方には、
友人として喜んでいることと、今後友人をよろしくお願いします、
嵐山に沈みゆく夕日を、
夕日がいつもより大きく,若干滲んで見えたのでありました。
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