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2014-01-06

観た映画(2014-#1):ファクトリー・ウーマン

[No.2130]

1968年にイギリスにあるフォードの工場、
男女の賃金格差を是正しようと闘った女性たちが主人公の話です。
今でも男女の賃金格差が完全に解消されたとは言えないかもしれませんが、
当時の格差は、現代では考えられない事情のように感じます。
でも、40年前はそうだったんですね。

女性である、ただそれだけで男性行員よりも賃金が抑えられていたのは、
もっぱら企業の論理、根拠のない社会慣行の趨勢ですが、
彼女たちが行動を起こさなければ、
男女の賃金格差がまだまだ続いていたのかもしれません。

フォードの担当者が、イギリス政府にフォードが雇用を創出しているのだ、
と迫る場面で、イギリスの女性労働相がフォードとストライキの女性リーダーとの間で
振る舞う細かいやり取りが観たかった、との思いがあります。
でも、この映画は好きです、観た甲斐があります。

日本では未公開だったようです。
労働争議がテーマの映画はヒットしない、と配給会社が読んだ?
iTUNESでダウンロードしたので観ることができましたが、
この映画のように、観てみるといいと感じる映画にも、
なかなか出会えていない、という実情がありそうです。

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