[No.2143]
#2「リミットレス」
売れない作家、出版社との出版契約はあるけど売れた作品なし。
筆は全然進まずに、離婚もしてしまい自堕落な日々。
前妻の弟、ある薬の売人をしている。
その薬を飲めば、人間は通常活用している脳の力は20%だけども、
100%の脳の力を発揮できる、とのこと。
主人公は薬を飲んで、その威力に驚き、活用します。
ちょっとしか見ていなくて思い出せないようなことをきちんと憶えていて、
創作に活用したり、言語もすぐに習得して、女性を驚かせて、
知性や知識の溢れる男になれる。
でも薬の効果は時間とともに薄れるので、また薬を飲む。
証券トレーダーとして頭角を表し、財もなした。
証券界のフィクサーともやり取りする毎日。
しかし、その薬も無くなってきて残り少ない、
そして実は実業界でもこの薬は実は重用されていて
奪い合いが始まり・・・
結末は、まったく想像していなかったものでした。
一種の爽快感がありますが、何か釈然としない気もします。
こんな薬があるのであれば、やっぱりちょっと飲んでみたい気がします。
テニスがうまくなったり、
英語がベラベラとスマートにコミュニケーションできるようになったり、
テストでいい点数が取れたり。
「大人向けのドラえもん」的な面白さがあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿