[No.2397]
ウソがない、人々の生活に虚飾や嘘がないの世界のお話。
映画は歴史のドキュメンタリーだけ、
広告は売る気持ちをまったく感じないネガティブなメッセージ。
たとえば、ペプシコーラの宣伝文句は「Cokeがない時にどうぞ」。
人とのコミュニケーションも気遣いや遠慮はまったくなし、
おはよう、体調はどうですか? ではなく
今朝も朝から顔色悪いね、な感じ。
付き合っている彼女に、あなたのことは好きだけど、
あなたの豚みたいな鼻が子供に遺伝するのは困るから結婚はできない、
と言われてしまう世界、拙者は嫌です。
会社でも疎まれて、デート相手にも振られてイケてない主人公、
ひょんなことから嘘をつくことができるようになって、
恋と仕事がだんだん上手くいくようになって・・・
人を傷つけない嘘であればいい、という単純なことではないですが、
この映画を観ると、我々の日常生活は、相手への気遣いや遠慮に満ちている
ことに気がつきます。
家族でも、友人でも、同僚でも、先輩や上司、後輩や子供、
やはり思いやることが心豊かな生活の第一歩ですな。
日本では劇場未公開で、レンタルビデオだけだったようです。
すごい有名な俳優が出ているわけではないし、派手なアクションも
特殊効果もない映画ですが、この映画は観て損はないと思います。
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