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2016-01-30

読んだ本(2016-#1):我が家の問題

[No.2584]

#1「我が家の問題」奥田英朗

屋根の数ほど物語があり、
部屋の明かりの数ほどいろんな事情があるんだとは思います。

どんなに仲のいい家族でも、ケンカする時はあるし、
兄弟姉妹でも年齢を重なると、お互いにお互いの事情が
衝突とまではいかなくても、すんなり合意できない事もあるだろうし。

だからと言って、大問題になる訳でもないけど、
けっこう調整が必要になり、ときっとどこの家庭でもある話。

どこにでもありそうな話を、疑似体験させてくれるのが小説の機能の一つとすると、
この本は、拙者にとっては間違いなくいろいろ疑似体験させてくれます。

登場人物も、同じような年齢や境遇。
でも、なんとなくホッコリして、気分が爽やかになります。
まだまだ子育てのサラリーマンのみなさん、ぜひ読んでみてください。

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