[No.3131]
あまりにも有名な右の絵、
日本にキリスト教を伝えた
フランシスコ・ザビエルの肖像です。
この心臓の熱い拍動と
神様とのつながりを表現していたり、
その眼の表情だったり、
ユニークなヘアースタイルから、
社会の教科書や資料集で見た記憶は強烈で、
忘れたことはない絵の一つです。
著名な絵ですし、海外の方の肖像なので、
拙者はこの絵は外国の物だと思っていました。
運良く、この絵のオリジナルを真近で見る機会を得ました。
熱い気持ちの乗った絵だと思っていましたが、
油絵ではなく、水彩で描かれた絵で、
見ると海外の宗教画に多くある漆黒の黒ではなく、透ける黒です。
実は、大阪府茨木市の民家から発見されたという、
どうやら日本人の描いた絵、とのこと。
絵の下の言葉は、漢字で書かれております。
キリスト教への強い信心を、
明治維新や第二次世界大戦の世相の荒波から守ろうとして、
大事に民家でひっそりと守られてきた、と思います。
絵や文字になっていれば、
時間を超えて、メッセージを伝えることもできると思うとともに、
実物を見て、いろいろ感じることができるのを幸せに思いました。
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