[No.2642]
#25「40 翼ふたたび」石田 衣良
直木賞受賞作家に言うのは失礼極まりないですが、
拙者は石田衣良さんの文章が好きです。
日常の描写でも、無駄はなく必要にして十分な形容詞や副詞で
読んでいて情景がイメージできる気持ちになります。
40歳となった主人公は、
人生の半分が終わった、それもいい方の半分が終わった、
と感じています。
大企業からスピンアウトして事業経営者に転職し、
ビジネスの難局に直面、妻との生活にマンネリを。。。
何でも屋稼業のような仕事をしながら、いろんな人とつながり、
というストーリー、拙者自身には起こりえない展開とは感じながら、
主人公や登場人物を応援したくなる気持ちを強めながら
一気に読みました。
爽やかな読後、応援していた人々の笑顔が見えるような展開が
読んでいて、嬉しいです。
まだまだ人生、長いし、続くし、諦めてられないし、なんとかなるし、
そんな楽観的な気持ちになれます。
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