[No.3314]
拙者、高校時代に弓道をしておりました。袴を着て、寒い冬に冷える中で居住まいに留意しながら所作を進め、気持ちを集中させて的中を競う、という組み合わせが好きでした。気持ちの持ちようでも、技術的な修練の両方が的中に影響しますし、たまたま的中ということを起こり得ますし。
競技自体は、的中数や的中箇所という結果だけで評価されますが、段丘審査では所作や心構えが重視されますし。
もう20年以上弓道場から離れていますが、今でも時々的を前にして気持ちを落ち着かせよう、呼吸を整えていた感じを思い出すことがあります。
的中させたい、という気持ちや想いを持ちながら、一個一個の所作を落ち着いて練習通りに、粛々と進める気持ちのコントロールは、日常や出来事のあらゆる場面で同じように大事です。
大人になって、人生のベテランの領域になる頃には、また的を前にして、自分と的中の両方と向き合う時間を作りたいです。毎週末、弓道場に赴き、神棚に礼し、気持ちを的に集中し、いろんな衝動や欲望を落ち着かせる時間、作ろうと思います。
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