[No.2900]
#53「傘のさし方がわからない」
車椅子での生活になった母から、雨の日には車椅子の操作で手が塞がるから、傘をどうやってさしたらいいかわからないね、という何気ない一言が、この本のタイトルです。
またしても、岸田奈美作品を一気読みでした。
綴られている言葉の一つ一つはとても日常的でありきたりなのに、表現される心情や(勝手に受け取っている)想いは、熱く、でも優しく、押しつけがましくない。
誰かが、岸田作品を読むと元気が出る、とコメントしていましたが、そのとおりですね。
拙者も読んで元気が出来ました。
困難があっても大丈夫、多分、まあ知らんけど
これぐらいの気持ちの方が、楽しく前向きに生きて行けそうですし、拙者と同じかもな、と思いました。
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