[No.3121]
#61「猫のお告げは樹の下で」青山 美智子
この本もチビ子のオススメです。青山美智子作品は、「木曜日にはココアを」に続き、2作品目です。
神社の樹下に、忽然と現れる謎の黒猫ミクジ。神主さえも会ったことがないこの猫は、神社に来た迷える人に、そっとメッセージを伝えてくれます。
直接的な解決策ではなく、まあヒントみたいなものです。
短編で構成されていますが、それぞれの短編の主人公は、ミクジからメッセージを受け取り、各々の生活の中で、少しずつ暗闇の向こうに抜け出たり、嵐が吹き去るのを待ったりします。
ミクジに導かれたというよりも、気付かされた、という感じでしょうか。
ミクジに出会ってみたいという気持ちもありますが、何かにきっと、拙者の毎日も見守ってもらえている気がしますので、見守ってくれている存在に、褒めてもらえるように、コツコツと頑張るのは大事だな、と思った次第。
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