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2025-06-21

読んだ本(2025-#59):パズルと天気

[No.3940] 

#59「パズルと天気」伊坂 幸太郎

気づかないうちに、伊坂幸太郎さんは、最も拙者が作品数を多く読んでいる作家さんになっています。

ハッピーエンド、バッドエンドの両方にも言い切れない作品も多いですが、なんとなく爽快な、ちょっとだけ晴れた気分になりつつも、あれだけ荒れ狂った河川が、今日は穏やかに流れるという日常の中に突然出現する非日常な出来事や人間の関係性に、読み始めは戸惑う作品もあります。

この本は短編集です。

「竹やぶバーニング」を読みながら、万城目学、森見登美彦の作品と同じような世界観を感じたのですが、あとがきを読むと、森見登美彦さんからのお声がけで書いた短編とのこと。伊坂幸太郎、森見登美彦という拙者の好きな作家さん同士が、繋がっているようで不思議な気持ちになりました。

モテ男の友人が、新婦に不審がられながらレストランウェディングを企画した結婚パーティの話の「weather」、予想しなかった結末に涙、でありました。

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