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2025-10-15

読んだ本(2025-#89):カウンセリングとは何か?

[No.4011]

#89「カウンセリングとは何か」東畑 開人

新書なのに400ページ以上、学問体系の歴史とカウンセリングの実際を組み合わせてある説明、一気読みでした。

拙者自身がカウンセラーになりたいわけではなく、どうすれば相手の事が理解できるか、他者にどうやって役に立てるか、サポートしてあげられるか、と考えている時に書店でこの本と目が合った、が読んだきっかけです。

生存と実存、過去と今と未来、他者と自分などの側面や視点を変えた発想が必要だと気がつきました。もっと気がついたのは、自分に問いかけて、自分で自分を振り返る事が重要だけど難しい、自分が自分に対して最も冷静な審判にならないといけないし、最も熱い応援者であるといい、という矛盾を抱えていると感じました。

自分では矛盾してしまったままになるので、友人や先輩に話しを聞いてもらったり、アドバイスを求めるんだと納得です。

カウンセラーの役割は難しいと感じます。相談者に近づかないと信用されないし、近づきすぎると感情移入してしまうだろうし、相談者の悩みを受け止めるとしんどくもなるような気がします。カウンセラーには精神的なタフさが求められそうです。

仕事のメンバーや後輩と話す時に配慮した方がいいポイント、いくつか気が付きました。前職で、仕事やプライベートな事で相談に乗っていただいていた先輩のことを、ありがたいと思い出しました。

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