#30「ハピネス・カーブ 人生は50代で必ず好転する」ジョナサン・ラウシュ
40歳代が幸福感や将来への希望を感じられなくなるU字曲線の谷底、というニュアンスを表紙で感じた時に、拙者は強烈に我が事と感じました。
いろいろな社会心理実験のデータ、被験者とのインタビュー事例もわかりやすく、読んでよかったと思えます。
母を急に見送って4年が経過したこの頃、とうとう会社に行くのがしんどくなりました。いつもの時間に起きたのに、会社に行く気になれず、会社に相談して1週間休みをもらいました。
今思えば、とても精神的に谷底だったこの時に、元の会社の上司に会いに行き、話を聞いてもらって、アドバイスをいただいたのが、谷底を脱した機会だったような気がします。今も時々お会いするのですが、本当にありがたいことです。
その頃に、この本を読んでも「今は谷底だけど、この後きっとよくなる」とは思えなかった気がしますが、この本は、人生の知恵、豊かに生きるためのヒントが含まれています。
- 幸福度は周囲や他人と比較した相対的で主観的な心理状況
- 笑顔である事は、絶対的に幸福である事象
- SNSは格差の可視化にもなる
- リチャードレイヤードの幸福の7要因
- 家族関係
- 家計の状況
- 仕事
- コミュニティ
- 友人
- 健康
- 個人の自由
- 年齢の推移とコーホート効果を混同しないこと
年齢を重ねると、周囲のことに寛容になれることが、幸福度を上げる大きな要素のように感じました。期待したことに応えてくれない、がストレスの要因の一つですが、相手に期待し過ぎず、期待に応えてくれない時も、おたがいさま、の気持ちでサラッと受け入れるイメージです。自分自身だって、期待に応えられないことだってあるわけですし。
エピローグにサラッと書いてありましたが、谷底の時は睡眠時間が短くなっている、という調査結果も出ているようです。しっかり睡眠時間を確保することも、精神的な要素以外で重要なことだと経験的に思います。
拙者もいろいろありますが、ハピネス・カーブはこれからもどんどん上昇させていきます。いろんな興味を持って、やってみて、見てみて、行ってみて。誰かの何かに役立つことも楽しみや喜びにしていきます。