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2008-02-24

昼間に天ぷら 贅沢な時間

[No.741]

歴史ある清水周辺、
八坂の塔をチラリと眺め、
昼間から天ぷら屋さんへ。
水を打った店先の敷石。
明治の文豪が住んでそうな雰囲気。
お昼の営業時間が始まってすぐに拙者達はお店に入りましたが、
ほどなくお店はお客さんでいっぱいになりました。

お昼のコースから、天丼膳を注文。
エビ×3、かぼちゃ、とうもろこし、マイタケ、掻き揚げがのって出てきました。
中でも、とうもろこしの天ぷらが絶品でした。なんとも表現できない甘さとうまさ。空腹で店内に入りましたが、お腹も満腹に。
お店の造り、天ぷらの味わいもよかったのですが、さらに印象深かったのは、天ぷらを揚げてくれる料理人の手際のよさと対応の素晴らしさです。
集中した仕事ぶりの最中でも、周囲のお客さんの食べるスピードに気を配り、会話を楽しみ、少しの笑顔。
昼間に天ぷら、というだけでもなかなかないことですが、素晴らしい雰囲気と味わい、そして最高のもてなし、と贅沢な時間でした。

隣のお客さんは、品数の多いコースを頼み、豪快にお酒も飲んでました。
10品ぐらいの天ぷらを食べ終わった後に「ご飯をそろそろお出しします」という女中さんのコメントに対して、
「ご飯を、天丼に変えてください」とのこと。
横で聞いていた拙者は
あんた、まだ天ぷら食べるんかぃ?
と思ったのですが、冷静な料理人が、たまたまでしょうが、後ろに下がろうとしていたタイミングで、こけそうになったのを、拙者は見逃しませんでした。
最後に、少しの笑いまでいただきました。ご馳走様でした。

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