[No.1233]
#5「東京島」桐野夏生
桐野作品を以前読んだ時には、なぜ人気の作家なのかはわからなかった。
せっかくなので、もう一回読んでみようと購入しました。
30人ぐらいが無人島に漂着して生活する中で、たった一人の女性キヨ子。
彼女を取り合う、生存の危機、文明と切り離された環境での孤独や争い・・・
でも、読んでいて面白くない、興味がもてない。
何かの雑誌で面白いと紹介されていたのですが・・・
無人島に女性が一人男性が30人という特殊な環境設定ですが、
そうはならないでしょうと思えるような、軽薄とも思える展開。
あまり作品を批判したくないので、否定的なつぶやきはここまで。
この作品は2008年の谷崎潤一郎賞だそうです。
この本を読み終えてヘミングウェイ「老人と海」を読んでみたら、
あまりの話しの展開のスピードの違いに驚きます。
「東京島」の展開スピードが新幹線だとすると、
「老人と海」は、徒歩ぐらいです。
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