[No.1578]
#21「夜明けの街で」東野圭吾
久しぶりの東野圭吾作品。
最近通勤電車の中で読んでいたのは、今年からのプロジェクトに関連した
ある意味社会人として「基礎中の基礎」とも呼べる内容やレベルについて
こっそりと勉強し直す、という目的の本が続いたので、喜びもひとしお。
不倫するやつなんてバカだ、家庭や職場を失うことと引換に、
愛する気持ちを貫くなんて・・・そう思う男が職場で出会った派遣社員の女性。
その女性は、14年前の学生時代に自宅の居間で気を失って倒れていた、
心臓を包丁で一突きされていた、父親の不倫相手と思われる女性秘書と共に。
もう少しで時効を迎えるこの事件、女性秘書を殺めたのは誰なのか?
不倫相手がもし殺人を犯したとして、家族を捨てて愛し続けるのか?
馬鹿にしていた不倫に、まさか自分がどっぷりとはまってしまう。
でもはまってしまえば、どんどんのめり込んでいく心情の変化を
少し生々しい気分でも読みました。
拙者が想像していた犯人と、真犯人は違いました。
一番最初に読んだ東野作品は「容疑者X の献身」。
その後「手紙」を読んで猛烈にハマリましたが、
最近は少し熱が冷めてました。
拙者が、段々と欲張りになる読者になっているからか、
いくら好物とは言え、少し飽きたのか。
でもまたきっと読むな、東野作品。
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