[No.4050]
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」フィリップ・K
・ディック
第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきた〈奴隷〉アンドロイド8人の首にかけられた莫大な懸賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! 現代SFの旗手ディックが、斬新な着想と華麗な筆致をもちいて描きあげためくるめく白昼夢の世界!
アンドロイドに懸けられた懸賞金を目当てにした賞金稼ぎが主人公。地球上には、本物の生物よりも、生物にそっくりのアンドロイドの方が多く、アンドロイドと見極めることも難しい世界。犬や猫、鳥や虫までも絶滅した種がほとんどで、本物の動物を飼育することは至極の贅沢であり、アンドロイドのペットを、アンドロイドと見破られないように飼い主も動物病院(本当はアンドロイド修理屋)も振る舞う世界。
アンドロイドと人間の大きな差として、感情移入する人間と、感情移入はしないアンドロイドとして描かれています。人間が社会的動物であることの理由であり、特徴だと思うのですが、利己的にだけ行動せず、家族や友人知人のために、自分には負担であったり犠牲が伴う行動を、自ら選択することが挙げられると思います。
鉄腕アトムにもドラえもんにも、感情があったから、ずいぶん先行した技術が搭載されていることになります。
映画「インターステラー」のロボット、ユーモアもあったし、忠誠心も強いし、印象深いです。人間とは何なのか、感情とは何なのか、何のために生きるのか、アンドロイドの命とは、など、いろんな考察が頭の中でグルグルしました。
映画「ブレードランナー」の原作みたいです。そういえば、まだ映画をきちんと見ていない気がするので、観てみます。


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