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2015-09-08

自意識のない記憶で出来てしまうこと

[No.2524]

風呂上りに自分の濡れた体をバスタオルで拭いていました。
チビ子を拭いてパジャマを着せて、髪をドライヤーで乾かした後で。

廊下から脱衣所をチラッと見たチビ子が歌いだしました。

♪ むかしぃーなきむぅーし かみさまがー ♪

拙者の記憶の底から言葉が湧き出て、一緒に歌いました。

♪ あさやけみて ないて、ゆうやけみて ないて
♪ まっかななみだが ぽろーん ぽろーん
♪ きいろいなみだがぽろーん ぽろーん
♪ それがせかいじゅうにちーらばって
♪ いーまではドロップスー
♪ こどもーがなーめます ペロンペロン
♪ おっとなーがなーめますペロンペロン

歌詞を憶えていたことに自分で驚きましたが、
なんで知っているの? という顔でチビ子も驚いていました。
この日に幼稚園で教えてもらった歌だそうで、
歌って見せようと思ったそうです。

この歌、母がよーく歌っていたんです。
拙者が幼稚園の頃は
週末にレコードプレーヤーで童謡をずっとかけていましたし、
母は鼻歌を歌いながら、台所に立っていましたし。

38年ぶりくらいに自分で歌いました、憶えていました。
母はこの歌が好きだったんだと思います。

チビ子に話して、母の写真の前で歌ってもらいました。
きっと喜んでいると思います。
チビ子が歌う「ドロップスのうた」を母が聴いて。

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