#6「星の王子さま」サン=テグジュペリ、池澤夏樹訳
久しぶりに読んでみました。やはりいろいろ考えさせられますし、数年前に感じたことと、違うことを感じている自分自身に気がつきます。
本の主人公、王子さま、ヘビ、小さな星のバラの花、最初の星の王様、二番目の星のうぬぼれ男、次の星の酒飲み、4つ目の星のビジネスマン、5番目の星の点灯夫、6番目の星の老紳士、、、それぞれが暗喩するものは、読み手がいろいろ感じて見て、考えてみるということでしょう。
社会の偏見や、不合理、エゴや自身の価値観への固執、変化への難しさなどを勝手に感じています。
星の王子さま、とは一体何か、誰なのかも読み手によっていろいろかもしれません。自分に内在する意識でもあるし、何か変化のきっかけを与えてくれる機会や相手かもしれません。他部署との調整や、他社との交渉という仕事の局面でも、同じような気持ちになります。
自分の考えや経験だけにとらわれず、視点を変えてみたり、目的やあるべき姿を感じて、お互い様と言える解決策を考えて実行したら、みんなが少しずつ幸せになれる、そんな可能性を感じさせてくれます。
著者自身が、この本についてあまり詳しく語っていないので、いろんな解釈や翻訳があることも今回知って、興味深くなりました。
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