[No.3045]
#39「あと少し、もう少し」瀬尾 まいこ
長距離を走る事が拙者は好きではありません。移り行く景色を楽しみながら体を動かすのであればサイクリングの方が楽しいですし、一人で自分と長い時間向き合いみたいで、楽しめません。
正直なところ、長距離走を楽しいと感じる方が羨ましいです。心臓も鍛えられるし、痩せやすくなるだろうし。
中学の駅伝チーム、6人で構成されるメンバーも、全員が長距離走が大好きだから集まったわけではありません。
大人の事情がわかる思春期、家族の事情もあります。周囲へうまく溶け込めずまた素行を誤解されている者、何より周囲に気配りが出来る者、何かを成し遂げたいけど、何をすれば分からずに悶々とする者、とにかく結果を出したい者、いろんなメンバーがいて、メンバーがいろんな事情を抱えていたり、囲まれていたりします。
それでも、襷をつなぐ、上位に入賞する、という共通の目標に向けて、それぞれがベストを尽くすチームとしてのモチベーション、素晴らしいと感じます。ついつい仕事や会社の日常を重ねて読んでしまうのですが、仕事もそうだと感じます。
メンバーの良しあしを評しているだけでなく、結局今のメンバーでパフォーマンスを最大化することが必要ですし、そのためにはモチベーションを高く・強く持ってもらうことが必須です。
自分で立てた目標、なかなか成果が出ないのですけど、この本のフレーズを思い出して頑張れそうです。
前の背中を追いかけるのではない。
前の背中も動いていくから、まずは次の電柱を目指す。
そして、また次の電柱を目指して走る。
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