[No.3239]
#25「マイクロスパイ・アンサンブル」伊坂 幸太郎
あとがきを含めて190ページ、一気読みでした。猪苗代湖でのイベント配布用に、伊坂氏が短編を書くことになり、毎年のイベントが開催され、この一冊になったという経緯も面白いです。
登場人物たちが、少しずつ時間のバラツキがありながらも繋がっている感じ、日常とSFファンタジーが緩い結びつきが伏線と感じたり、みんなそれぞれ事情があるけど、どこかでみんなが優しい気持ちを持ち会えている関係性が描かれているのも、読んでいてホッコリします。
スパイも出てくるし、次元や空間を超えていく扉も出てくるし、残業をきっかけに仲良くなれた素敵な先輩女子との出会いもあるし、人間を運ぶ巨大なセミやカゲロウも出てくるし、上手く説明できないので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
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