[No.3243]
#27「ザ・万字固め」万城目 学
拙者が好きな作家の一人である万城目学氏の短編エッセイです。誰もが驚くようなエピソードが盛り込まれたエッセイもいいですが、特段特異な出来事があるわけでもない日常の場面から、著者独特の捉え方や、思考の連鎖、特徴のある語彙や情景描写が繰り広げられるエッセイは、エッセイ冥利に尽きると思います。
台湾での著者サイン会、東日本大震災後の東京電力の株主総会などは、拙者が体験することは不可能ですけど、宇宙や重力に思いを馳せたり、小学校時代に夢中になったボール遊びのことなどは、同じような思索を巡らせたこともあったりして、いずれにしても、また一気読みでありました。
また長編の万城目学作品、読んでみようと思います。
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