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2023-09-10

読んだ本(2023-#43):おやすみラフマニノフ

[No. 3306]

#43「おやすみラフマニノフ」中山 七里

第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したことなどを知らなかった拙者ですが、チビ子はそのことを知っていたのか?

学校の図書室で借りた本の中で、面白い本を拙者にも読むことを勧めてくれることがあります。夏休みにたくさん借りた本の中でも、拙者に勧めてくれましたが、週明けに返却しなければならないので、週末に読み終えて、ということになりました。

第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり…。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。

子供向けの本ではなく、これはミステリー小説です。チビ子からすすめられると、ついつい子供向けの本だと勝手に勘違いしますが、おっさんの拙者が読んでも面白いですし、チビ子、結構読むの速いな、と思います。

音楽を演奏することを楽しいと感じたことが少ない拙者は、音大生の生活は知りませんが、音大生の気持ちや生活を味わうこともできて、興味深かったです。

ネタバレになってはいけないので、本の内容の詳細は申しませんが、はは〜ん、そういうことだったのか、と伏線回収の心地よさ、さすがだと思いました。

この作者の他著書も、読んでみたい気持ちが盛り上がっております。

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