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2024-03-01

読んだ本(2024-#13):砂漠


 [No.3394]

#13「砂漠」伊坂 幸太郎

大学入学時からの友人達が、卒業後の社会(=砂漠)に出る前の東堂、西嶋、南、北村の4名が、東西南北のメンバーとして鳥井が誘って麻雀卓を囲み、一見無為な時間を過ごす大学生の話なので、拙者の大学時代のことを猛烈に思い出しました。

まだ携帯電話を持っていない大学生でしたけど、小さい大学でしたから、講義室の移動や食堂でしょっちゅう会ったり、休講になったら(自主的に休講にしたこともありましたが)、アパートに行って急にドライブに誘われたり、が日常でした。

お互いの考えがぶつかることもあったし、お互いに励ましたり、飲み明かしたり、就職に向けて、社会に出ていく期待や不安の入り混じった日々でした。卒業後も、毎年年末にいつもの街に集まって、一晩飲み明かし、大晦日に解散する例の集まりを思い出します。

毎年、同じ学生時代の出来事を話して笑い、エピソードの詳細をいじって盛り上がる。お互いの場所、仕事、今抱えている問題や悩みはいろいろあるけど、あの学生時代の無為な時間を、名残惜しい気持ちで少しでも取り返したい、そんな気持ちを感じながら毎年楽しく過ごしました。そのうちの一人を、急に見送ってしまったのはとても残念です。


伊坂氏も、もしかしたら拙者と同じような無為な大学時代を、とても大事に思い出しているのかな、と思いました。

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