[No.3423]
#28「3652」伊坂 幸太郎
作家になって10年、365日×10年、そしてうるう年が2回で+2日で、作家になって3652日というタイトルに込められた意味だそうです。
著者自身があとがきで書いているのを見たせいか、著者のよさがこのエッセイでは出し切れていないので、と感じることが何度かありました。いろんな作品で見事に紡がれている伏線を、エッセイにも期待している拙者もいますが。
朝起きて、仕事して、ご飯を食べて、家族や友人と過ごしたり、好きな趣味に没頭したり、ぼーっとしたり、お風呂に入って、寝て、という日常の繰り返しは、人によってずいぶん違う、という見方もできますし、おおよそ人で同じ、という見方もできるな、と感じます。他人から見れば些細なことでも、さらに深く知ろうと探求したり、もっと他に関連がないか広く知ろうとしたり、体験しようとすれば、広がるし、深まる、と思います。日常の中に、驚きもあるし、知識を深めるチャンスもあるので、如何に豊かな人生を送るかということと、このことは深く関係しているだろうな、と確信しました。
拙者の日常ですが、エッセイにするまでには到底至りませんが、そこそこ面白い毎日になればいいな、と思いながら仕事したり、テニスしたり、家族でワイワイしております。
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