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2024-06-24

読んだ本(2024-#50):旧友再会

[No.3474]

#50「旧友再会」重松 清

登場人物が過ごす日常的は、拙者の年代とも重なることもあり、状況描写には他人事には思えない感覚を覚えたままで読み終えました。

自身の健康、家族や仕事の現状については、本当に何でも話せそうな友人以外には話さないですが、何でも話せる友人もそんなにいるわけではなく、みんながそれぞれ抱えているのが実情と思います。

拙者、中学や高校の同窓会に参加することもなく、ごく少数の友人との付き合いがあるだけです。大学以降の友人と付き合いが続いています。地元を離れて進学し、都会で就職して働くようになると、盆正月に帰省する以外には地元に帰らなくなるし、付き合いも少なくなることも、しょうがないと思いつつ、さみしいと感じるのも正直なところ。

会って話せば、何年も前に急に戻ったように共感できることがある反面、離れたいた年月や環境の違いもあって、分かり合えないこと、賛同できないことも多くあるものです。

4年前に、30年ぶりに再会した高校時代の友人は、高校時代は3年間同じクラスで、毎日弁当を一緒に食べていました。彼は、当時から持っていた夢を実現した仕事をしていました。そのことをすごいと思ったことを伝えることが出来ました。

また、同じ業界で働いていた時に、声をかけなかったことを詫びたりしたのですが、彼は、優しく、会えない時は会えなくてもいいし、こうやって会えればいいんじゃない、と言ってくれたのでした。

仲良く会うだけが友人という訳でもないですし、離れていても会えなくても、思いを持つだけでも友人です。会った時にお互いの今を気遣い合える、お互いの良きことを喜び合える、お互いの苦しさや悲しみを分かち合える、そんな友達はやっぱり人生を豊かにしてくれます。友人に会った時に楽しめるように、健康に気を付けて、仕事を楽しんで頑張り、家族のためにガッツを出していこうと思います。

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