[No.3473]
「アマテラス暗号(上)」伊勢谷 武
拙者、中高生くらいの時は、多くの人が信じないけどもしかしたらそうかもしれない、という興味には、生来のあまのじゃくな性格も作用して、ものすごく興味を持つ、という日々でした。雑誌「ムー」を読んでいました。ヒバゴン、出口王仁三郎、青森のストーンヘンジやキリストの墓、など興味深いトピックはいろいろありましたが、中でも、ユダヤと日本の関係には驚きでした。神道に出てくる六芒星を発見した時、自分でもあらっと思ったものです。
高校の歴史の授業で、古墳から出土した山高帽、鼻の高い、独特の髪型の埴輪を見た時に、古墳時代に南蛮人がいたのか、と感じたのは、素直な気持ちです。
その後「人麻呂の暗号」も面白く読みました。学会での評価は芳しくないようでしたが、いろんな視点や側面で、歴史を考察すること自体は、いいことだと思います。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズも好きです。そして、先日の書店ぶらぶら時間に見つけたこの本、激しくはまっております。
神道、中国や朝鮮からの渡来人、古代天皇家の系譜、明治時代の神仏習合、戦後の天皇現人神の否定、これらが見えている歴史だとすると、ユダヤ人と日本人の歴史的な関係の有無、暗躍する結社などの見えていない歴史の両方を楽しめます。
この本を、ミステリーやフィクションとして読むか、歴史研究書の役割も含むとして読むか、意見が分かれるでしょうが、拙者はただ面白い、の気持ちで楽しんでいます。
京都の太秦(うずまさ)の地名、太秦広隆寺の国宝仏像の花器に菊の御紋、拙者自身の仮説も存分に妄想を広げつつ、さあ(下)を買いに行ってきます。
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