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2025-01-14

読んだ本(2025-#5):虹にすわる

[No.3616]

#5「虹にすわる」瀧羽 麻子

都会での生活や仕事に疲れて、実家に戻るという選択肢もありだと思います。田舎出身で、都会で進学し、就職し、転職してきた拙者は、主人公の徳井の心情は理解できます。拙者の場合、何とか意地でも都会で乗り切って見せる、と奮闘し続けています。時々疲れた時は、海を見たくなりますけど。

田舎に生活する高齢の仏壇職人だった祖父、便利屋や修理者さんとして地域で頼られる存在ですが、父母を亡くし、祖父母に育てられた主人公の徳井は、都会に疲れて田舎に戻ることと、祖父と同居して仕事をサポートすることは一石二鳥です。しかし、徳井には、自分の木工技術で世界と勝負する、という目標もあるはずなので、祖父は自分が足枷になりたくない、とも思っているわけです。

そんな時に、著名なデザイナーから椅子を作る工房に来てほしいと依頼がありました。徳井の制作技術に惚れ込んだ依頼ですが、仲間と一緒に地元で作りたい椅子を作る、は実現できなくなるわけです。徳井の決断とは?

                                

拙者、椅子が好きです。いろいろ座ってみて気に入ったので、実際に探し出して手に入れた椅子もあります。まだ手に入れていないけど、座ったことがあるお気に入りの椅子もあります。


お風呂上りに、お気に入りの音楽を10分でいいから聴くことを目的に買った椅子があります。

玄関で靴を履いたり脱いだりするのにいいと思って買った椅子もあります。チビ子と並んで勉強するために買った椅子もあります。

読書するのによさそうな欲しい椅子があります。正規品を購入するとなると、2年待ちでテニスラケット100本くらいの値段がするようです。

家が椅子ばかりになるのは変ですけど、見て嬉しくて、座って楽しい椅子は、やっぱりいろいろ気になります。








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