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2025-09-19

読んだ本(2025-#81):名探偵にさよならを


[No.3992] 

#81「名探偵にさよならを」小西 マサテル

これまでの2作も、チビ子の紹介でササっと読んでしまいましたが、今回もアッと言う間に読み終えてしまいました。

名探偵こと、楓の祖父である碑文谷は、元校長先生ですがレビー小体型認知症で、幻視や認知もありますがミステリーの膨大な知識や推理力のある名探偵です。

情報や知識を積み重ねて解決する姿、思い出す前職の偉大な先輩、グループ会社の社長を思い出します。

そのメーカーでのヒット商品を開発された実績、アイデアを具現化する実験や考察の積み重ね、周囲から一目どころか五目くらい置かれる存在ですが、とてもフランクで爽やかで、穏やかでした。

何でもいいから話したい時は来てくれればいいから、というお言葉に甘えて、社長席に何度も急に行っても、相談に乗ってもらっていました。周囲からは、急に社長に会いに来て失礼な人だな、と思われていたと思います。

あなたが考える事、面白いと思う事、意義があると思う仕事は、多分きっとそうだから存分にやったらいい。応援するし、失敗したって、またチャレンジすればいい。私もたーくさん失敗しましたよ。失敗しないのに成功するはずないし。

とことんやってみればいいけど、心のと体の健康を第一にするように。自分を守るのは自分、70点くらい取れれば十分だし、自分で判断してやめた方がいいと思えば撤退する方がいい。

そんなアドバイスをいただいた事も思い出します。採用していただいた上司、再雇用後も何かと心配をかけた部長、本当にいい上司に恵まれた前職でした。拙者も、お世話になるばかりでなく、誰かの役に立つ存在に少しでもなりたいです。

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