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2009-12-29

読んだ本(2009-#45):フラット化する世界(上)

[No.1149]

#45「フラット化する世界(上)」トーマス・フリードマン

気になっていた本ではありますがなかなか読む機会がなく。
ようやく手にして読みましたが、なるほど、多くの示唆に富んでおります。

Web2.0とは言い古されている感が溢れておりますが、拙者はようやくその意味、世界に与えるインパクトを理解した気分になりました。この本が書かれた時点では、まだ先進的なビジネスに限定されていたような事象も、今となれば自分で実感できる変化として捉えることができております。

ある街Aを代表者である政治家。
Aにある会社Bは、地元の住民をたくさん雇っているものの売上が低下している。
会社Bはコストを下げるために、外国にあるCという街に工場を作って、Cの住民を雇う。
Cの住民は、低賃金であるが教育も十分に受けており、努力するし勤勉。
Bの本社とCの工場は、インターネットで結ばれて時間差のない情報共有が実現。
出張もしなくていいし、大量のデータのやりとりも可能。
Bの製品は価格が安いけど、デザインも性能もすばらしくなり、利益も増えた。

さあ、Aの街の政治家はどのような言動をするのでしょうか?
・会社Bに、Aに工場を作らせて雇用を創出させるのか?
→ Bの利益は下がるけど・・・
・会社Bの労働力の海外調達を奨励し、Aへの法人税を増やすのか?
→ Aの住民の雇用は減るけど・・・

これまでの判断基準の軸では、考察に限界も出てくるし、
国家や企業という枠だけで考えを導き出すこともできない。
そんな変化も、国家や企業というレベルで発生するのではなく、個人というレベルでも起こる。
それを著者は、グローバリゼーション3.0 と呼んでいます。

とてもきちんと概略を説明できないので申し訳ないのですが、インターネットの応用やさらなる普及、それに関連した社会の変化を考察する上では、とても有意義な内容でした。

2 件のコメント:

まーママ さんのコメント...

こんばんは。
おひさしぶりっ♪(*^^)v

何やら、難しそうな本ですね~~。
私も、お正月は本の虫になるつもり・・・。

まーママ さんのコメント...

明けましておめでとうございます。
早速、コメントありがとう♪
今年も宜しくです。